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俳優ソン・スンホン、映画『大爆撃』中国未公開の悲しみを韓国で癒す

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版2019.01.28 11:41
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俳優ソン・スンホンが紆余曲折の末に映画『大爆撃』(シャオ・フォン監督)を韓国の観客に公開する。

米中合作映画である『大空襲』は今月31日の韓国公開を確定させた。8年間かけて製作され、製作費だけで約7億人民元(約113億円)が投入された作品だ。しかし、ファン・ビンビン(范氷氷)脱税スキャンダルの影響で中国では公開できなかった。

 
ソン・スンホンにとって『大爆撃』は格別な作品だった。ブルース・ウィリス、エイドリアン・ブロディ、ニコラス・ツェーなど多国籍のトップスターと肩を並べてキャスティングされたほか、『アバター』『アベンジャーズ』を製作したハリウッド製作スタッフとも息を合わせた。ハリウッド俳優であり監督であるメル・ギブソンが芸術監督として参加したという事実も特別だった。ソン・スンホンはこの中で韓国人戦闘機パイロットのミンソン役を演じた。特に中国市場をねらった映画で、ソン・スンホンが『大爆撃』で限韓令を正面から突き崩せるか関心が集まっていた。『大爆撃』が無事に公開されていれば、3年ぶりに中国スクリーンに登場した韓国俳優になるということだった。また、グローバルプロジェクトという“大型戦闘機”に乗って中国市場はもちろんハリウッドまで攻略する機会をつかんだかのように見えた。

しかし、ファン・ビンビンの脱税スキャンダルで『大爆撃』は中国市場で“大爆撃”を受けた。ファン・ビンビンの出演部分をすべてカットして30分削除されたものを上映しようとしたがこれさえも失敗した。さらに北米でもファン・ビンビンの部分がほとんどカットされ、5秒ほどの部分さえ英語に差し替えられた。正常ではない作品で公開されたため評価が高いはずがない。罪のないソン・スンホンをはじめ、他の出演陣にファン・ビンビンの脱税スキャンダルの飛び火がそのまま降り掛かってきた。

反面、韓国では126分のオリジナルバージョンで上映される予定だ。吹き替えなしで英語と中国語、日本語など原語をそのまま生かしている。完全な『大爆撃』が韓国で初めて公開される。『大爆撃』側は「議論の中心に立った『大爆撃』の真の評価は韓国公開を成し遂げるだろう」と期待を寄せた。

ソン・スンホンのスクリーン復帰は2017年『隊長キム・チャンス』以降、2年ぶりだ。当時『隊長キム・チャンス』はヒットにはつながらなかった。超大型グローバルプロジェクト『大爆撃』で長く待った報いを受けられるかどうか注目される。『大爆撃』側は「元祖韓流スターのソン・スンホンは透徹した使命感を持つキャラクターとして存在感を輝かせる予定だ」と伝えた。

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