【コラム】「三・一運動」100年の成功と失敗=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.23 08:45
三・一100周年を迎える新年早々、ある現場を見て歩いた。幼年時代、父親の手を握って歩いた道だ。平凡だが非凡だった多くの平民・農民・青年たちが捕えられ、裁判にかけられ、拷問を受け、殉国して獄中生活を強いられた場所だ。万歳峠も歩き、記念館や平民銅像も見て歩き、日本軍の進出を防ぐために崩そうとした故郷入り口の橋上にも立ってみた。当時の深い叫びが耳元に響いてくる。
三・一はそれまでの全ての思想と行動が流れて入り、そしてそれ以降のすべての価値と努力が流れ出た絶頂の分岐点であり最大の峰だった。人と人、集落と集落、京郷と各地、考えと路線が一つになった一大同行の局面だった。三・一はわれわれが初めて自覚的・主体的に世界と出会った時だった。下から持ち上げられた自発的旗印を通じて、われわれが世界の大勢と共に進み、世界精神がわれわれと共にあった時代だった。