【中央時評】神になろうとしている韓国政府(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.18 10:55
以前、言論界に「3室記者」という言葉があった。出社から退社まで、担当出入処の記者室-化粧室(トイレ)-就寝室(仮眠部屋)の3カ所だけを行き来する怠慢記者を遠回しに言った表現だ。政府部署には経済失敗フレームとフェイクニュースの流通を遮断するために「疎通・広報専門担当窓口を用意して成果を広報せよ」という指示が下った。「政府発フレーム」と「本当のニュース」だけを記者に書き取らせるという意図なら恐ろしい。ありもしない権力の不正と逸脱を探すという無駄な意欲は持たずに、3室記者として飼い慣らされるがままになれという言葉だからだ。
このような絶対的無誤謬の偏狭性はどこから来るのか。「神になった政府」(キム・グァンウン著『良い政府』)という挑発的概念が興味深い。そういえばこの政府はとりわけ福音的だ。ロウソク精神、正義、公正、召命など、手でつかむこともにおいをかぐこともできない抽象的な単語を絶えず注入して大衆を洗脳する。俗世の苦痛は「転換期の陣痛」だから我慢しろという。著者であるキム・グァンウン・ソウル大名誉教授に尋ねた。
--どのように政府が神になるか。