韓経:為替投機勢力の円攻撃…次の標的は韓国ウォン?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.14 09:46
為替投機勢力が再び猛威を振るっている。武器はこれまでよりさらに強くなった。為替投機主導勢力であるヘッジファンド設定額は過去最大規模に増えたがレバレッジ比率(証拠金比総投資金額)は「ボルカールール」規制により金融危機以前の水準を回復できなかった。だがアルゴリズムによるプログラム売買で活動がさらに自由になり、攻撃のタイミングもうまく捕らえている。
金融危機以降しばらく姿を消していた為替投機勢力が活動を再び始めたのは昨年3月に米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を上げた直後からだ。中南米の通貨安にベッティングしアルゼンチンは為替投機勢力に手を上げ国際通貨基金(IMF)に救済金融を申請した。為替投機勢力の攻撃によりレアルの価値が急落しブラジル国債に投資した韓国人も大きな損失を見た。