韓国の青年の涙…10年前に悪化した雇用率、20代だけ回復せず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.07 13:26
2009年のグローバル金融危機当時に悪化した雇用率は最近まで増加傾向が続いたが、唯一20代だけはまだ当時の雇用率を回復していないことが分かった。いわゆる「N放世代」(三放世代は恋愛・結婚・出産を、五放世代はこれに加えて家・キャリアを放棄した世代)が出てきた背景を表す研究結果だ。20代の雇用不振は長期貧困階層の形成につながりかねず、国の福祉負担を増やすという指摘が出ている。また、失業によって結婚→出産→育児とつながる家庭の形成も遅れ、少子高齢化がさらに進むという懸念も提起されている。
産業研究院(KIET)の報告書「最近の年齢帯別人口の変動と産業別雇用変化」によると、2009年のグローバル金融危機から2017年まで雇用率は回復傾向が続いた。50代・60歳以上が最も速いペースで増え、30代と40代はこれより低いものの増加傾向を維持した。