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ソウルの大型病院で診療中に患者が振り回した凶器により医師が死亡

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.02 08:53
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ソウルの大型病院で患者が振り回した凶器に刺されて医師が死亡する事件が発生し、医療スタッフの安全対策が急がれるという指摘が提起された。

ソウル鍾路(チョンノ)警察署は病院で診療を受けていたところ、医師を殺害した容疑でパク氏に対して拘束令状を申請したと1日、明らかにした。パク氏は先月31日午後5時44分ごろ、ソウル鍾路区江北(カンブク)サムスン病院精神健康医学科で診療を受けていたところ、医師のイム教授に凶器を振り回した容疑がかけられている。

 
加害者のパク氏はこの日、イム教授の最後の患者だった。躁うつ症を病んでいたパク氏は入院治療を受けて退院した後、数カ月の間病院を訪れなかったが、この日に予約なしに突然診療を受けに来た。一年の最後の日の午後遅くまで診療をしていたイム教授は予約なしに訪ねてきた患者を拒まず被害に遭った。当時、診療室にはもしもの状況に避難できる空間が用意されていた。パク氏がイム教授を害してドアを閉めると、彼はその場所に避けた。だが、看護師などの外にいる人々を心配したイム教授は避難空間から出て「早く避けなさい」と大声を張り上げた。イム教授の遺族は「自分だけが生きようとすれば事故に遭わなかったはずだが、看護師の安全を考えてまともに避けることができなかったようだ。その状況でもずっと避難と知らせ、避けたかどうかを確認したという」と伝えた。警察は被害者のイム教授の正確な死因を究明するために2日に剖検をする予定だ。

イム教授はうつ病・不安障害専門家で自殺予防に努めてきた。韓国型標準自殺予防教育である「見て・聞いて・話して」を考案した。うつ病で苦痛を受ける人々のために著書『死にたい人はいない』を出版したりもした。同僚医者は仁術を施してきたイム教授の事故を聞いて茫然自失しているという。慶煕(キョンヒ)大病院精神健康医学科のペク・ジョンウ教授は「その日午前、母校である高麗(コリョ)大学医大で学生たちに自殺予防教育が義務付けられたという話を聞いて喜んでいたが…」として言葉が出ないようだった。

病院で患者が診療中である医療スタッフに暴行をふるうのは稀なことでない。2017年、病院で医療関係者の暴行・脅迫などで通報・告訴された事件は893件だった。一日に2~3度は医療関係者のために行為が発生したということだ。大韓医師協会のパク・ジョンヒョク報道官は「診療室で医師や看護師が患者から暴行を受けることが一度や二度ではない。これは医療スタッフだけでなく他の患者の安全を脅かす行為」と強調した。

専門家たちは「医療スタッフの安全装置が強化されなければならない」と指摘した。仁済(インジェ)医大上渓白(サンゲ・ベク)病院精神健康医学科のイ・ドンウ教授は「医療スタッフの安全のために海外のように診療室内に避難のための裏口、非常ベル、安全要員の3つの要素は用意されなければならない」と話した。慶煕大病院精神健康医学科のペク・ジョンウ教授は「日本・米国の病院では精神科など一部科の場合、病棟に入るために金属探知器を通過する」と伝えた。処罰を強化する必要があるという声も高い。昨年末に救急室内医療スタッフ暴行事件の処罰を強化する法案が国会で成立した。だが、一般診療室や病棟で暴力を行使した場合、処罰を強化する医療法改正案は国会保健福祉委員会に係留中だ。

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