【社説】規律が乱れ過ぎた青瓦台、大統領がメスを入れる時だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.03 11:18
海外歴訪中である文在寅(ムン・ジェイン)大統領が2日、「国内で多くのことが私を待っていることをよく知っている。信じてほしい」とフェイスブックを通じて明らかにした。「正しい国、国民の念願を必ず実現させるともう一度決心する」とも残した。文大統領の発言は青瓦台警護処職員の市民暴行と儀典秘書官の飲酒運転に続き、民情首席室特別監察班が不正の疑いで全員交代された未曽有の事態直後に出たものだ。常に「積弊清算」を叫んできた大統領でるため、「文在寅の青瓦台」で権力型不正が相次ぎ明るみに出ている状況が尋常でないということを感じただろう。
文大統領の言葉通りに、民心は彼が帰国すれば昨今の状況にどのような措置を下すかを見守っているだろう。青瓦台は、大統領が外国に出かけた間に特別監察班全員を交代させた前例のない事件を起こした。特別監査班は所属捜査官が警察庁を訪れ、知り合いの建設会社のわいろ事件の進捗状況を問い詰めて捜査に介入し、平日勤務時間に集団でゴルフをしていたという疑いが持たれている。公職社会のトップである青瓦台で公務員らの不正と腐敗を摘発するのが任務である特別監査班がこのような不正を犯したため、積弊清算を叫んできた文大統領のメンツが大きくつぶれたほかはない。責任者に対する厳しい処断を越えてチョ・グク民情首席の更迭を求める野党の声が過度に聞こえない理由だ。