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文大統領、経済成果問われると「国内に関する質問受けない」 片手落ちの懇談会

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.03 08:30
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韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が1日(現地時間)、就任後3回目となる機内記者懇談会で、青瓦台(チョンワデ、大統領府)特別監察班全員交代をはじめ、国内の懸案に対してはいかなるコメントもしなかった。

文大統領はこの日、アルゼンチンで主要20カ国・地域(G20)首脳会議を終えた後、大統領専用機が正常高度に入るとすぐに懇談会を始めた。文大統領は「メディアが(G20などの)多国間会議に関して関心が低い。もう少し関心を持ってほしい」と所感をまず明らかにした。その後「事前に約束をどのようにしているのか知らないが、国内問題については質問を受けない。外交に関してはどのような問題でも分かる範囲で答える」と質問対象を制限した。

 
青瓦台はこの日、機内懇談会を開くことをブエノスアイレス空港出発直前に知らせた。機内という場所の特性を考慮して「質問件数」を5件に制限したが、質問内容に対する制限はなかった。

ある記者が「文在寅政府3年目を迎えて経済分野でも成果を出さなければならないという声が大きい」と経済懸案などに関して質問しようとすると、文大統領は「それ以上お話しにならなくてもいいと思う」とし「外交問題における来年度の目標なら、早期に第2回米朝首脳会談が実現し、その会談を通して北朝鮮の非核化で画期的な進展がなされること、それに伴い南北関係が共に歩調をそろえて発展していくことが外交での最も重要な課題」と述べた。

これに対して、次の記者が「国内で関心事が大きな事案が広がり、質問をしないわけにはいかない。短かくても質問したい」というと、文大統領は「短くても質問を受けず、答えることもない」と言葉を遮った。

それでも懸案質問はまた出てきた。また別の記者が「出国前のSNSで正義の国は作ると述べたことについて説明してほしい」と要請したが、文大統領は「外交に(関する質問に)戻ってほしい」と答えた。これについて「また返事に困るのか」と再度質問されると、「南北間に平和を成し遂げて完全な非核化を実現することも正義の国に含まれる」と述べた。

これに関連し、尹永燦(ユン・ヨンチャン)青瓦台国民疎通首席は「文大統領が歴訪中でまだ日程が残っているため、この日は外交問題に(質問を)限定したもの」と説明した。

青瓦台高位関係者は懇談会が終わった後、「韓米首脳会談直後、文大統領に機内懇談会を提案したところ快く応じながら実現した」とし「しかし、事前に国内懸案に対する質問を受け付けないという意向を明らかにしなかったため混乱が起きた」と伝えた。

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