和解・癒やし財団も解散するのに…大邱では慰安婦支援条例に「ブレーキ」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.23 13:51
大邱(テグ)で慰安婦被害者を助け、支援する内容を盛り込んだ条例案の制定が事実上、反故になった。大邱市議会は23日「今月初めに発議された『日本軍慰安婦被害者支援および記念事業に関する条例案』が22日、本会議前の審議である文化福祉委員会で見送られた」と明らかにした。条例自体を29日に開かれる本会議の案件に上げられなくなったわけだ。
条例には大きく4つの内容が盛り込まれている。①慰安婦被害生存者に対して毎月の生活補助費100万ウォン(約10万円)支援②旧正月・秋夕(チュソク)慰問金各50万ウォン支援③死亡時、弔意金各100万ウォン④造形物・銅像など記念物設置支援および管理事業だ。条例の対象になる大邱に住む生存慰安婦被害者は李容洙(イ・ヨンス)さんなど3人だ。
条例を見送ったのは審議に参加した自由韓国党議員の相当数が反対意見を出したからだ。条例を審議した文化福祉委員会は5人の自由韓国党議員と1人の共に民主党議員で構成されている。審議成立のためには過半数以上の賛成意見が必要だ。