【時視各角】北朝鮮高官による韓国企業家への暴言…「知らんぷりでは困る」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.05 13:09
殴る姑より止める小姑が憎いというように北朝鮮の李善権(イ・ソングォン)の冷めん暴言より「共に民主党」洪容杓(ホン・ヨンピョ)院内代表の釈明が腹立たせる。彼は「朴容晩(パク・ヨンマン)大韓商工会議所会長と財閥オーナー3~4人に直接確認したがそんなことはなかったと話した」と李善権をかばった。その場で冷めんを食べていた人は李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長、崔泰源(チェ・テウォン)SK会長、具光謨(ク・グァンモ)LG会長、キム・ヨンファン現代自動車副会長、孫京植(ソン・ギョンシク)経総会長、朴容晩会長だ。洪院内代表は3~4人に電話したというから1~2人には確認できていないわけだ。洪容杓は積弊清算政権の権力者だ。そんな人が電話をかけて「李善権が本当に冷めん発言をしたのか」と尋ね「その通りだ」と答える大胆な財閥がどこにあるだろうか。万一洪容杓の電話を受けなかった財閥が李善権に侮辱された主人公ならば尋常でない勇気を出さずにはこの政権下で真実は話しにくいだろう。他の財閥も洪容杓が「そんなことはなかった」と釘を刺したので違うことは言えなくなった。
MBCは「玉流館(オクリュグァン)での晩餐の席にいたある参席者の側近」の話として洪容杓の主張に加勢した。李善権が笑って「何かされたことがあってもっと召し上がるのですか」と話したということだ。冷めんがのどを通るのかという話を聞いていないという点で洪容杓を後押しする報道だ。だが聞く人によってはもっと大きな侮辱を感じるほどの下品な言葉だ。放送のメッセージが何かははっきりしない。そうだとしても「そんなことはなかった」と最初から握りつぶそうとする洪容杓とは違い真実の痕跡を一部残した。冷めんがのどを通るのかと非難しようと、何かやったことがあるからもっと食べるのかと愚にも付かぬ話をしようが、李善権が韓国の代表企業家を食事でからかい言葉の暴力を行使した事実は明らかになった。李善権は韓国人を攻撃した。真実は10月29日の国会国政監査時にチョン・ジンソク議員が尋ね趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官が認めて会議録に明記された「冷めんがのどを通りますか」ほどのものはない。