南北鉄道・道路連結、12月初めまでに着工…「対北制裁」めぐり韓米が再衝突も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.16 07:47
南北(韓国・北朝鮮)が15日の高官級会談で、12月初めまでに東・西海線鉄道・道路連結着工式を開くことで合意し、米国との協議がカギになった。米国が対北朝鮮制裁違反と見なす場合、韓米が衝突する可能性もあるからだ。韓国の趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官は会談後、「(国連軍司令部と)緊密に協議している」と強調した。
国連安全保障理事会決議2397号(2017年12月採択)は「すべての加盟国は北朝鮮にいかなる産業用機械類、運送手段、鉄鋼およびその他の金属類を供給・販売・移転してはならない」と規定している。安保理は具体的に北朝鮮に供給してはならない品目分類コード(HSコード)を特定しているが、南北間の鉄道連結事業に投入される可能性がある鉄道用や軌道用機関車・車両および部品、原子炉・ボイラー・機械類・電気機器および部品、鉄道用設置物などがこれに該当する。軽油や石油も年間50万バレル以上は北朝鮮に供給することができない。米国は今年の対北朝鮮精油製品供給量がすでに上限ラインを超えたと明らかにした。これに関連し、南北は8月末にも京義線(キョンウィソン)鉄道共同調査を推進したが、国連軍司令部が軽油の搬出を認めず実現しなかった。