韓米、「戦作権返還」検証の連合訓練を来年下半期実施へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.02 16:08
米朝非核化交渉のために延期している大規模な韓米連合軍事訓練が遅くとも来年下半期に実施される。韓国と米国が先月31日(現地時間)、ワシントンで開催された第50回韓米定例安保協議(SCM)で戦時作戦統制権(戦作権)を韓国軍に返還した後に構築される未来連合軍司令部の指揮構造について合意した。両国防長官は未来連合軍司令部の司令官を韓国軍の4つ星将軍が、副司令官を米軍の4つ星将軍がそれぞれ引き受けるという内容の連合防衛指針に署名した。これは戦作権転換のための事前措置。
ただ、韓国軍が戦作権を譲り受ける能力を備えているかを確認するには来年、基本運用能力(IOC)を評価しなければならない。このためには両国軍の参謀陣が大規模に参加してコンピューターシミュレーションを利用する指揮所演習(CPX)を実施する必要がある。鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官は署名式後の共同記者会見で「来年、連合訓練をどう進めるかについて15日まで両国の実務陣が検討した後、来月1日までに決定する方針」と明らかにした。