「強制徴用訴訟の唯一の生存者、命かけて裁判を眺めている」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.30 11:33
日帝強制徴用賠償訴訟に対する韓国最高裁判所の全員合議体の判決が30日に下される。強制動員被害者4人が2005年に戦犯企業の新日本製鉄(現新日鉄住金)を相手取り損害賠償訴訟を起こしてから13年目だ。裁判が長引く間、被害者は一人、二人と亡くなり、イ・チュンシクさんだけがこの訴訟の唯一の生存者になった。
被害者側のキム・セウン弁護士はこの日、ラジオ番組のインタビューで「イさんは高齢だが、現在、健康は良い状況」としながらも「以前に比べると気力はかなり落ちているようだ」と伝えた。キム弁護士は「被害者は生涯の最後を送りながら、命をかけて裁判を眺めている」とし「裁判を取引手段にして故意に裁判を遅延させたということで、惨憺たる心情で眺めている。イさんは『こういうものを見るために98歳まで生きてきたと思っているのか』と怒りを表したりもした」と伝えた。