安倍氏「明治維新が西欧植民支配防ぐ」…軍国主義への反省なかった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.24 06:54
今年一年中続いている安倍晋三首相の「明治維新マーケティング」が23日、ピークを迎えた。元号が明治に変わった1868年10月23日を記念して、日本政府が東京の憲政記念館で開催した「明治150年記念式典」がその舞台だった。式典には与野党議員ら400人余りが参加した。
明治維新は長州藩(今の山口)と薩摩藩(鹿児島)等が中心となって徳川幕府を倒し、天皇中心の近代国家改革を行った一連の過程を称する。
安倍氏の式典演説は彼が1年間で行ってきた明治維新礼賛論の総集編だった。安倍氏はまず「(西欧)列強が植民地支配を進め、その波がアジアにも押し寄せていた。国力に後れを取っていた我が国は、正に国家存亡の危機に直面していた」とし「独立を守らなければならない。当時の人々は、文字通り命懸けで、情報を集め、策を練り、そして、果敢に行動した」と口火を切り、「明治という時代が新たに生み出した多くの人材が、急速な近代化の原動力となり、我が国は近代国民国家への第一歩を踏み出した」と述べた。