「寧辺・終戦ビッグディールが先」 韓国外交部長官の仲裁案(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.05 08:56
韓国政府が北朝鮮の核申告を保留して「終戦宣言-寧辺(ヨンビョン)核施設廃棄」から対等交換しようという仲裁案を出した。北核交渉に速度を出すために最優先順位に置かれていた北朝鮮の核能力把握を後回しにしようという変則的アプローチだ。
韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は、3日(現地時間)に報じられた米ワシントン・ポスト(WP)のインタビューで「北朝鮮は寧辺核施設を永久に廃棄すると示唆した。これは北朝鮮の核プログラムで非常に大きな部分」としながら「終戦宣言のような米国の相応措置に対する肯定的回答として、北朝鮮がそのように(寧辺廃棄を)するなら、これは非核化に向かう非常に大きな進展」と明らかにした。WPは「康長官は、最初から核リストを要求するのは検証をめぐる葛藤で交渉が困難に陥りかねないと述べた」とし「韓国は米国に対して『北朝鮮に核兵器保有目録を要求するのを保留するべきだ(hold off)』と提案した」と伝えた。