米国のドナルド・トランプ大統領は北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長から追加で親書を受け取ったと明らかにした。

トランプ大統領は２６日（現地時間）、安倍晋三首相との日米首脳会談の席で「昨日、金委員長から『特別な手紙』を受け取った」と切り出した。トランプ大統領は洋服のポケットから親書を取り出して見せたりもした。あわせて、非常に近い将来、金委員長と２回目の米朝首脳会談を行うことになる予定だと述べた。

ただし、今回の親書がいかなるルートで届けられ、親書の中にどのような内容が記されているかについては公開しなかった。

一部では前日米国入りした李容浩（リ・ヨンホ）北朝鮮外相を通じて手渡された可能性が提起されている。マイク・ポンペオ国務長官と李外相はこの日午前に会合を持ったため、この席で新たな親書が届けられたという予想が出ている。

一方、トランプ大統領は今月１９日も金委員長から親書を受け取ったことを公開した。当時、トランプ大統領は９月平壌（ピョンヤン）共同宣言の意味を評価して「金正恩（北朝鮮国務委員長）からものすごい手紙を受け取った。３日前に手紙が届けられた」と述べた。続いて「我々は本当に仲が良い。とにかく本当にすごい手紙だ。これからどんなことが起こるのか一度見てみよう。急ぐことはない」と付け加えた。

これに先立つ１０日にも、トランプ大統領は鄭義溶（チョン・ウィヨン）特別使節団を通じて金委員長の手紙を受け取ったと明らかにした。

しかし、今まで金委員長がトランプ大統領に送った親書にどのような内容が記されていたかについては公開されていない。