<南北会談>南北軍事合意、北朝鮮に韓米演習中断要求の名分与える可能性
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.20 08:46
「9月平壌(ピョンヤン)共同宣言」と「板門店(パンムンジョム)宣言履行のための軍事分野合意書」が採択されたことを受け、韓米軍事同盟における変化が避けられなくなったとの分析が出た。相互不可侵や敵対行為の禁止などの平和保障内容が今回の合意の骨子である以上、韓米軍事演習の名分が弱まるほかないというのがその指摘だ。
まず、暫定的に中断されている韓米合同軍事演習が今後再開される時に論争が予想される。米国の合同軍事演習中断は全面的に非核化を前提にした措置だったが、北朝鮮が今回の合意で非核化よりも軍事的緊張緩和を前面に出して韓米軍事訓練に異議を唱える場合、韓国が米朝の間で板挟みになる境遇に転落する可能性がある。北朝鮮研究所の鄭永泰(チョン・ヨンテ)所長は「現政権は南北関係を通じて米朝関係を追求していかなければならないという基本立場がある。このため、南北間の緊張緩和が優先される傾向がある」と説明した。