韓経:【コラム】韓日、あまりにも違う規制改革
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.07 10:35
全世界を見ても北東アジアに位置する韓国・日本・中国のように産業全面戦争をしているところはない。近代化の時期はそれぞれ異なるが、「お前たちにできて私たちにできない理由はない」というように3カ国が「産業対産業」で正面から対抗してきた結果だ。このような地政学的な特性に関して国家間の革新競争を研究するある学者は興味深い仮説を出している。「疲れるだろうが、革新するにはこの上なく良い環境ではないだろうか」と。韓日中のうち一国が新技術を開発したり商業化を始めれば、他の国も刺激を受けて参入するしかない競争構図という理由でだ。
しかしこの仮説は「3カ国すべてが常に緊張しながら常に変化する準備ができている」という前提条件を必要とする。もしライバル国から聞こえてくる新技術開発や商業化を脅威として感じなかったり、脅威と認知しても内部の葛藤に埋もれる国があれば、この仮説が投げかけるメッセージはかなり違ってくるだろう。その国は危険に直面する可能性が非常に高いということになる。