ISD乱発を防ぐ韓米FTA改定…「第2のエリオット」減る
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.04 15:02
米国系ヘッジファンドなどが投資家-国家間訴訟(ISD)を乱発するのを予防する規定が韓米自由貿易協定(FTA)改定案に盛り込まれることになった。「韓国政府が企業の合併に不当介入して損失が生じた」としてISDを推進した、いわゆる「エリオット事態」のようなことが減る見込みだ。韓国の産業通商資源部は3日、こうした内容の韓米FTA改定交渉結果文書を産業部のホームページに公開した。
ISDとは、海外投資家が政府によって被害を受けた場合、国際訴訟を通じて損害賠償を受けるようにした制度で、一部では韓米FTAの代表的な「毒素条項」という見方があった。