「アジア競技大会で金メダルを獲得した選手たちにお祝いの言葉を伝えたい。李承佑（イ・スンウ）など若い選手がいるので良い雰囲気を期待している」。

サッカー韓国代表のパウロ・ベント新監督が３日、坡州（パジュ）国家代表チームトレーニングセンター（ＮＦＣ）に代表メンバーを集めた後、「ベント号第１期」に乗船したアジア競技大会代表メンバーに対する期待感を表した。

ベント監督は２０１８ロシアワールドカップ（Ｗ杯）での韓国代表の結果を評価した。ベント監督は「韓国はＷ杯で決勝トーナメントに進出できなかったが、ドイツ戦で勝利した。絶望的でないと考える。失敗したＷ杯ではなかった」とし「９月のＡマッチ２試合でスタートするが、先を眺める。すぐに（来年１月の）アジアカップで成果を出さなければならず、Ｗ杯予選を通過しなければいけない。ファンの期待に応えられる結果を出せるよう努力する」と述べた。

Ｗ杯で守備のミスをして一部のサッカーファンから非難を浴びた張賢秀（チャン・ヒョンス、ＦＣ東京）をＭＦで選抜したことについては「張賢秀は技術的にプラスの影響力を及ぼす選手だと考えた。張賢秀がいろいろなポジションでプレーしてきたことを確認した」と述べ、マルチプレーヤー能力が選抜の重要な基準になったことを表した。

新しく代表入りしたファン・インボムとキム・ムンファンについては「両選手ともに体格は小さいが、技術的な部分に長所がある。ファン・インボムは非常に良い技術力とパス能力を持っている。瞬間的に判断する能力が優れている。攻撃的な側面では体が小さくても攻撃的な姿を見せることが重要だ」と説明した。

続いて「ＦＷは追求しようとするサッカースタイルに合わせて選抜したと理解してほしい」とし「最大限にボールを所有するが、その目的は前方で十分なチャンスを生み出すための行為でなければいけない。韓国代表が持つ長所は積極性と激しさ、相手を上回る精神力だ。代表チームに対する熱望が大きいことを知っているので、試合でうまくいくようにしたい」と語った。