【中央時評】第3回南北首脳会談、成功させることはできるか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.22 13:51
9月中の開催で合意した第3回南北首脳会談の重さはこれまでとは異なる。会うだけでも局面転換の効果があった第1回、簡易会談の性格を帯びていた第2回とは違い、3回目は非核化において具体的な成果を出さなければならない会談だ。経済協力など南北関係改善に関連し、どれほど多くの合意が行われても、非核化の成果がないなら国内外からの世論の風当たりは厳しくなるだろう。第3回会談は、両首脳がパフォーマンスでなく非核化ビジネスをするという気持ちで会わなければならない。
成功のための出発点は現状況を冷静に評価することだ。今の状態が続けば、慌てることになるのは米国ではなく北朝鮮だ。ドナルド・トランプ米大統領は北朝鮮の脅威と挑発を阻止しただけで今年11月の中間選挙に臨んでも不利ではないと信じているようだ。米国だけの立場から見るなら、安保脅威は弱まりこそすれ損をしたものはない。したがって、この状況が持続しても大きな問題はないという判断だ。