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台風14号も韓半島を避けていくのか…日米の予報は「韓国西海岸に上陸」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.10 08:41
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今回の台風は西海(ソへ、黄海)海岸に上陸するだろうか。台風14号の韓半島(朝鮮半島)上陸をめぐり、韓国気象庁と日本・米国など海外気象機関が異なる予想を出している。

9日、気象庁によると、8日に発生した台風14号は、9日午後3時現在、日本の沖縄南東約820キロ付近の海上で時速9キロの速さで西に移動している。

 
中心気圧は994ヘクトパスカル、最大風速は18メートルの小型台風だ。台風14号ヤギは日本が提案した名前で、星座の山羊座を意味する。台風14号はまだ発生の初期段階であるだけに進路を予測するのが難しい状況だ。

韓国気象庁は、今回の台風が13日午前に済州西帰浦(チェジュ・ソギポ)西側海上を通過した後、西海岸に沿って北上すると予想した。ソウルに最も近づくのは14日午後で、410キロメートルまで接近するものとみられる。現在の進路通りなら、台風14号は韓半島に特別な影響を与えずに通り過ぎるか、西側地域だけを中心に雨を降らせる可能性が高い。

◆日米「台風、方向を変えて韓半島に上陸」

だが、海外の気象機関が予想した台風の進路は韓国と異なる。

日本気象庁と米軍合同台風警報センター(JTWC)は、台風14号が済州道西側沖で北東に方向を変えて西海岸に上陸すると予想した。

台風が米国と日本の予想進路通りに韓半島に上陸すれば、ソウルをはじめ韓国のほぼ全域が台風の影響下に入ることになる。

国家台風センターのカン・ナミョン予報チーム長は「台風がまだ発達初期段階で不安定なため進路も正確に予想するのが非常に難しい状況」としながら「現在としては西海岸に沿って北上し、中国山東半島を通り過ぎるのが最も有力だが、進路を変えて韓半島に上陸する可能性も排除することはできない」と述べた。

◆「台風上陸時の被害に備えを」

今年の夏に発生した台風は北太平洋高気圧を突き抜けることができず、すべて韓半島を避けていった。韓半島を覆っている北太平洋高気圧勢力がそれだけ強いということだ。

先月18日に発生した台風10号(アンピル)も北上中に北太平洋高気圧に押されて西へ進路を変え、中国上陸後に消滅した。当時は韓半島の湿度をやたらに高めて、猛暑と最悪の熱帯夜をもたらすだけだった。

今回の台風の進路も北太平洋高気圧が最も大きな変数として作用するものとみられる。

カン・チーム長は「通常、台風は高気圧の外郭に沿って移動するため、北太平洋高気圧がどれくらい拡張するかが台風の韓半島上陸を決めるカギになる」と説明した。

台風14号が北太平洋高気圧を突き抜けて韓半島に上陸すれば、猛暑を落ち着かせるうれしい台風になり得るが、そのかわり各地に多くの雨を降らせながら被害を与える可能性も高い。

気象庁のユ・ヒドン予報局長は「台風が韓半島に上陸すれば、猛暑解消ではなく台風がもたらす被害に備えなければならない」とし「まだ変動性が大きいため、台風の状況を鋭意注視しなければならない」と伝えた。

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