韓国に搬入された北朝鮮産石炭をめぐる3つの疑問点(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.07 16:57
2つ目は該当船舶に対する措置だ。昨年末、国連決議第2397号が採択された後に問題の外国船舶が数十回にわたって韓国の港湾を行き来していたにもかかわらず、政府が適切な措置を取らなかったとのことだ。
政府は制裁違反が疑われる船舶を抑留できるようにする根拠規定がないので出港を許可したと説明した。該当船舶いずれも入港前の輸入申告をしたため、船が到着した同時に荷役処理が行われてしまった。通関手続き後、石炭は国内にすぐに持ち込まれた。政府関係者は「たとえ北朝鮮産の石炭を運送したと確認しても該当船舶を拿捕・捜索するかどうかは様々な手続きが必要だ」と釈明した。該当船舶が中国・ロシアなど外国籍なので外交的対立を懸念したという分析もある。