韓経:【社説】サムスンに雇用頼んだ大統領…韓国政府も環境づくりに着手を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.11 12:55
文在寅(ムン・ジェイン)大統領と李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長のインド現地の面会と短い会話が大きな話題となっている。大韓民国大統領のサムスン電子インド工場竣工式の出席は自然なだけでなく、雇用創出に関連した会話も突き詰めればとても常識的なことだった。だが、張り詰める緊張感がただよう文在寅政府と財界の過去14カ月間の関係を振り返ってみると、良い表情でやり取りした2人の対話は改めて視線を引き付けるほどの場面だったことも事実だ。特に、企業としては期待も持ちたくなるようなことだ。
特に注目された部分は「韓国でももっと多くの投資して雇用を創出してほしい」という文大統領の要請だ。大統領が「ニューデリーサムスン電子工場だけで2000人以上雇用が生まれた」と強調した部分だけを見てみると、「雇用創出者」としての企業の存在意味をよく知って述べた言葉のように聞こえる。そのため国内でのできるだけの投資を要請したのだ。貿易戦争も辞さないドナルド・トランプ大統領が時を捉えて企業に米国への投資を訴えながら時には脅迫もはばからないのもそのような脈絡だ。