韓経:23%vs0%…韓日の雇用格差、製造業が明暗分けた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.29 08:59
「希望する企業に入れなかった人はいても就職できなかった仲間はいません」。今年早稲田大学商学部を卒業し修士課程に入学した韓国人留学生(27)が伝えた日本の大学の風景だ。日本で就職を心配する大学生は消えて久しい。
文部科学省の最近の発表によると今年日本の大卒就職率は98%だ。就職の意志がある大卒者100人中98人が就職したという話だ。体感失業率は事実上「0%」だ。統計庁が先月発表した韓国の青年層体感失業率(拡張失業率23.4%)とは比較にならない。
日本が青年雇用を心配しなくなったのは2012年に安倍晋三首相が経済活性化政策であるアベノミクスを本格推進してからだ。投資拡大策などに力づけられ業績が改善した企業が採用を増やした上に急速な高齢化で退職者が増加したことも青年層の新規採用が多くなった要因だ。いま日本では「就職競争」ではなく企業の間で「採用競争」が起きている。