「安倍・トランプのインド太平洋構想、新たな冷戦を引き起こす懸念」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.29 09:34
ドナルド・トランプ大統領が提唱している米国の「新アジア戦略」である「自由で開かれたインド太平洋戦略」が中国をけん制する性格を帯びた場合、新たな形の冷戦を引き起こしかねないとの懸念の声が上がっている。また、多国間協力を強調するインド太平洋構想がトランプの「米国第一主義」と相反するという点で、この構想の持続可能性に対する懐疑論も提起された。
インド太平洋構想は安倍晋三首相が2016年8月、ケニアで開かれたアフリカ開発会議(TICAD)の基調演説で初めて発表した外交戦略だ。日本・米国・インド・オーストラリアの4カ国が中心となってアジア太平洋地域での航行の自由と法の支配、公正で互恵的な貿易などを推進しようという構想だ。