「トランプ大統領、米フロリダで2回目の米朝会談を検討」…本当の談判は秋?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.08 08:10
12日のシンガポール米朝首脳会談を控え、双方がそれぞれ大きな譲歩を引き出すための駆け引きを続けている。北朝鮮との板門店(パンムンジョム)実務協議で米国側代表を務めたソン・キム駐フィリピン大使が7日午後、宿舎をチェックアウトした。しかしキム大使と北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官が協議した板門店チャンネルが終わったのかどうかは明確でない。シンガポールや第3国に場所を移して実務協議を続ける可能性もある。
外交筋は「通常、首脳会談の前に公館を通じて実務協議を進めるが、米朝間には外交関係がないため不可能であり、キム大使と崔善姫外務次官の板門店協議を活用した」とし「違う形で交渉を続ける可能性もあり、レベルを変えて協議を続けることも考えられる。確実なのは首脳会談の直前までこうした交渉が続くという点」と述べた。
米国は実務協議で首脳会談の結果として「完全で検証可能かつ不可逆的な核廃棄(CVID)」を明記することを要求し、北朝鮮がCVIDに進む高いレベルの初期非核化措置を直ちに取ることを約束すべきという立場だ。しかし北朝鮮側は非核化措置に相応の見返りがあるべきだという「段階的、同時的措置」の立場を維持しているという。