【時視各角】無知の恐ろしさ、武装解除の怖さ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.23 13:03
北朝鮮が米朝首脳会談霧散の可能性を言及したのはある程度予想されたことだ。トランプが急いでいることを看破した老獪な北朝鮮がおとなしくやり過ごすわけがない。だがそれよりも米国と韓国で展開された2つの場面が私を改めて驚かせた。
まず米国。トランプは現地時間17日、ジョン・ボルトン大統領保補佐官の「リビアモデル」に言及し、「北朝鮮への適用を検討していない」とした。ところがそれを話しながら出てきた出した冗長な説明が私の耳を疑わせた。ボルトンのリビアモデルは「2003年のリビア」だ。リビアは2003年3月から9月まで米国と秘密交渉を行い、12月に核廃棄を宣言した。米国は完全かつ検証可能で後戻り不可能な核廃棄(CVID)を貫徹した。ボルトンの「リビアモデル」はここまでだ。