「対北制裁が効果…トランプ大統領の任期内に北核廃棄を」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.30 14:40
◆グランドバーゲンと北核廃棄CVID
核武力に自信を持つ北朝鮮は核を放棄しないという見方が多かった(世宗研のイ・サンヒョン研究企画本部長、申範澈教授)。最近フィンランド・ヘルシンキで開かれた南北政府および民間専門家の1.5トラック会議に出席したキム・ジュンヒョン教授は「北は韓国は信じるが、米国には疑いを抱いている」とし「北はトランプ大統領がこのようにすぐに首脳会談を受け入れるとは考えていなかったと話した」と雰囲気を伝えた。続いて「北は内部的にも(首脳会談に対する)整理ができていない感じだった」とし「北は米国が首脳会談をしないかもしれないという考えも持っている」と話した。最近の破格性と電撃性を勘案すると、北朝鮮がむしろ米国との一括妥結方式の「グランドバーゲン」を持ち出す可能性があるという意見も出てきた。CVID式の核廃棄を米国に与える代わり、不可逆的で完全な体制の安全と保証(CVIG)を得るというのがグランドバーゲンだ。金正恩委員長がトランプ大統領と会って核兵器廃棄に同意するものの、その見返りとして米朝国交正常化と平和協定の締結を要求する形だ(鄭成長室長)。現在としては最終決定は金正恩委員長だけができるという。しかし北朝鮮が核を保有したまま韓半島の平和を米国に要求する可能性も排除できない(イ・サンヒョン本部長)。