最低賃金引き上げ2カ月…韓国雇用市場に「災難サイレン」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.15 07:58
「失業問題が災難レベルに近い」。金東ヨン(キム・ドンヨン)副首相兼企画財政部長官は13日、世宗市で記者らにこう述べた。1月25日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領も雇用問題について「災難」という表現を使ったが、これと同じ脈絡だ。
この言葉通り統計庁が14日に発表した「2月の雇用動向」で衝撃的な数値が出てきた。2月の就業者増加規模が前年比10万4000人にとどまった。増加幅は世界金融危機の余波があった2010年1月(1万人減少)以来8年1カ月ぶりの最低水準。「雇用ショック(衝撃)」だ。
このほかの雇用指標も良くない。先月の失業者数は126万5000人。今年1月(102万人)から2カ月連続で100万人を上回った。2月の失業率は4.6%と、前年2月(4.9%)に比べて好転したが、依然として4%後半から抜け出せていない。