韓経:【社説】TPP、対米・対中通商のテコにしよう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.09 11:24
日本・カナダ・オーストラリアなど11カ国が「包括的及び先進的な環太平洋環太平洋経済連携協定(TPP)」に署名することでアジア・太平洋を網羅する大型経済協力機構が誕生することになった。昨年1月に不参加を宣言した米国が復帰を示唆したところなのでTPP参加国はさらに増える可能性が大きい。米国の参加が現実化すれば世界国内総生産(GDP)の約37%を占めるTPPは世界最大の自由貿易経済圏になる。
世界の貿易環境に大きな変化が予想され、韓国政府も大きな関心を持って対応する必要がある。TPPは経済同盟であり安保同盟の性格を持っているからだ。交渉初期には様子を見ていたところ、創立国の地位を逃した韓国政府は依然として及び腰だ。政府は昨日「TPPに加盟するかどうかを年内決定する」とした。3年前にも「早く決める」としが、手放したような姿勢だった。中国が主導する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)を意識したためだった。