「年間58億ウォン赤字」平昌競技場、北京五輪の前進基地にしよう(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.02 17:03
収益創出に対する悩みも深い。自由韓国党のチョン・ヒギョン議員が先月26日に発表した競技場運営収支の分析結果によれば、競技場をずっと運営する場合、年間約58億ウォンの運営赤字が発生することが分かった。これに旌善(チョンソン)アルパイン競技場がずっと運営されれば毎年36億8200万ウォンの赤字が発生し、総赤字規模は95億ウォンまで増えると見通した。
国際スキー連盟のサラ・ルイス事務局長は「韓国は冬季スポーツに対する関心を五輪以降にも維持するのが望ましい。良い施設を活用して大衆の関心を集めるようなイベントを持続的に作らなければならない」と話した。平昌が冬季五輪を通じてアジアの冬季スポーツのメッカというイメージを構築しただけに、当分多くの国際大会を誘致して「生きている競技場」に位置付けられるようにするのが最も現実的な案に挙げられる。2022年中国北京で冬季五輪が開かれるのも平昌にとってもう一つ機会になり得る。カトリック関東大学スポーツレジャー学科のイ・ヨンシク教授は「平昌が北京五輪を準備する各国の前進基地の役割を果たすことができる」と話した。