【コラム】平昌五輪「名場面」の李相花-小平の抱擁(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2018.02.26 07:19
大韓民国は1988年ソウル五輪の開催を成功させたことによって、韓国戦争(朝鮮戦争)の廃虚から抜け出して明るい民主国家の姿を世界に知らせることができた。今回も韓国は大会運営と選手が収めた成績の両面で、スポーツ先進国の面目を遺憾なく示してくれた。私は特に、今回のオリンピックで韓国の選手や市民が自国の競技結果だけに執着することなく、スポーツの祭典そのものを楽しもうとする態度を示したことは、非常に肯定的な意識の変化だと考える。
われわれはこのようなオリンピックの遺産を大切に育てていかなくてはならない。韓国社会が「フェアプレイ精神」と競争者や隣人に配慮する「共同体精神」を特に涵養していくことを望んでやまない。このような精神を土壌にすれば、韓国の市民社会はもっと安全でもっと幸せな日常生活を営むことができるようになるだろう。