【社説】国政壟断「陰の実力者」崔順実被告に懲役20年の重刑は自業自得
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.14 13:57
朴槿恵(パク・クネ)政府の「陰の実力者」と呼ばれた崔順実(チェ・スンシル)被告に昨日、裁判所が1審で懲役20年と罰金180億ウォン(約17憶8626万円)、追徴金72億ウォンを言い渡した。これに先立ち、朴英洙(パク・ヨンス)特別検察官チームは崔被告人に懲役25年と罰金1185億ウォン、追徴金78億ウォンを求刑した。検察の求刑量に比べると、この日の宣告刑量は相当な重刑と評価される。
賄賂の金額が72億ウォンに達したうえに、国を揺るがして大統領の弾劾事態まで起こした国政壟断の責任を裁判所がそれだけ重く判断したと分析される。裁判所は崔被告に「罪質が重いのにすべての容疑を否定して周辺人に責任を転嫁し反省もない」として叱責した。我々は今回の国政壟断の断罪を機にいわゆる政権ごとに陰の実力者が登場して権力が私的に行使される後進的慣行に終止符を打つべきだと考える。