韓国キムチの世界化と変身…世界各国で計63メニュー(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.30 10:12
世界キムチ研究所文化融合研究団のパク・チェリン責任研究員は「キムチワッフルのように韓国でも見当たらない破格的な試みは現地人がキムチに対する固定概念がないため可能なこと」と分析した。
辛くて匂いが強いことから外国人の口には合わないかと思ったキムチがグローバル食べ物として浮び上がる理由が何だろうか。世界キムチ研究所はK-POPに代表される韓国音楽と韓国ドラマから始まった韓流ブームがキムチのような韓国食品に拡大していると分析する。そのおかげで今年3月、米日刊紙ニューヨーク・ポストが韓国人の長寿の秘訣として紹介し、米国有名フードインターネットメディアであるイーター(Eater.com)は、キムチをはじめとする韓国料理を「これ以上浮上する食べ物でなく、米国で定着した食べ物」に評価したりもした。様々な海外メディアがキムチを健康・美容食品として報じ、グローバル食品として位置づけられているということだ。
実際、キムチはそれ自体が韓国ならではの食べ物でありながらも世界化した食べ物でもある。世界キムチ研究所によると、北東アジア圏に存在していた古代の塩漬け野菜が韓半島(朝鮮半島)に流入した後、多様な文化と交わって今日のキムチという独特の食文化に発達した。特に、キムチの主材料の一つである唐辛子は文禄・慶長の役前後に南アメリカから日本を経て韓国に入ってきた。当時、庶民にとって安い野菜だった外国産唐辛子を高い塩の代わりに使うことではるかにおいしくて機能性が良くなったキムチに進化したということだ。また、白菜キムチに使われる白菜も18世紀末、中国北東地方から韓半島に伝えられた。