【コラム】韓国、「克中」時代の荒波の前に立つ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.29 13:42
長期にわたり中国と疎通しながら、我々はいかにして中国と補完的な生存関係を築いて共生できるのかという点に腐心してきた。しかし歳月が流れるにつれ、中国が隠していた爪を出す態度と姿勢は自信に満ち始め、謙虚だった中国はもう過信になっている。いま強大権力を握る習近平国家主席の中国は、21世紀型の富国強兵路線を前に出し、攻勢的・民族主義的な外交国防政策を現実化している。
さらに国際秩序は今、転換期を迎えている。中小国家が影響力を少しでも発揮できる多者外交は退潮し、強大国の力の論理が支配する2者外交がその中心を占め、強大国同士が激しくぶつかって交渉しながら国際問題を裁断する。外交が国力の差をどれほど克服できるのか疑問を感じる時代だ。この厳しい転換の時代に中国が我々に過去と全く違う姿で近づいている。