12分でスマホバッテリー充電…リチウム電池に代わる素材、韓国で開発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.28 15:38
放電したスマートフォンのバッテリーを10分余りで充電できる技術が開発された。
サムスン電子総合技術院はソン・インヒョク-ドゥ・ソクグァン研究チームが従来のリチウムイオン電池より充電容量は45%大きく充電速度は5倍以上速いバッテリー素材「グラフェンボール」を開発したと27日、発表した。
このグラフェンボール素材を使ったバッテリーは約12分で完全充電が可能だ。従来のバッテリーは高速充電技術を使っても完全に充電するのに1時間近くかかった。高温で安定性を維持する点も特徴だ。研究チームは「電気自動車用バッテリーが要求する温度基準であり、摂氏60度まで安定性を維持できる」と説明した。研究チームはこうした成果を科学ジャーナル『ネイチャー・コミュニケーションズ』オンラインに「グラフェンボールを利用した高速充電および高容量リチウムイオン電池の具現」と題して掲載した。