<宇宙開発>韓国は月無人探査も2030年に延期か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.27 11:54
韓国の宇宙産業は先進国に比べて大きく遅れを取っているというのは半分は正しく、半分は正しくない。宇宙航空評価機関フュートロンによると、韓国の衛星技術は世界8位。このうち光学衛星など地球観測衛星は世界トップレベルにある。
問題はロケットだ。月へ行くにも火星へ行くにも宇宙探査の出発点といえる。韓国航空宇宙研究院(航宇研)のファン・ジンヨン未来戦略本部長は「自動車や造船は外国の技術を学んで来ればよかったが、ロケット技術は技術統制のため習う先生がいない」と説明した。米国など西側7カ国はロケットを核兵器運搬手段と見なして1987年に「ミサイル技術統制体制」を発効、ロケット技術の移転を禁止した。航宇研は98年に設立され、その不利益をそのまま受けることになった。
すでに韓国は2013年に最初の宇宙ロケット「羅老(ナロ)を開発した。しかし技術の核心である1段目のロケットのエンジンをロシアが開発し、本当の意味で「韓国型」と呼ぶことはできなかった。当時、研究院はロシアの統制で見ることができない1段目を「ブラックボックス」と呼んでいた。