<宇宙開発>2030火星探査、米日中など世界は深宇宙に向かうが…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.27 10:29
米フロリダ州ケネディ宇宙センターの発射台。高さは37階建てビル(111.3メートル)並み、重量は4137トンにのぼる巨大なオレンジ色のロケットが轟音を出しながら火を噴く。長さ、重量ともに過去最大だ。5キロほど離れた現場統制センターの天井が揺れるほどの轟音を出しながら、4人の宇宙飛行士を乗せた「オリオン(Orion)」が発射タワーから空に向かって上昇した。10分後、地球の軌道に入った「オリオン」は1週間後、月の上空6万1500キロの軌道に到着したという信号を送ってきた。そして250日後。地球-月の距離の205倍にのぼる7800万キロ離れた惑星から「火星に着陸した」という朗報が伝えられた。
16年後の2033年、米航空宇宙局(NASA)が人類史上初めてとなる火星探査機打ち上げの場面だ。NASAは8日(現地時間)、火星へ行く次世代ロケットの試験打ち上げを2019年12月に実施すると公式発表した。ロケットの名称は「スペース・ローンチ・システム(SLS)」。成功すれば1969年にアポロ11号が月に着陸して以来50年ぶりとなる。