「北、韓国の成功を恐れている…米が離れるか、さもなくば戦争が起きるか」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.20 11:16
--韓米首脳会談後、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の全ての発言に韓半島平和体制構築の話が入っていた。
「96~98年の四者(韓米中朝)会談を振り返ってみなければならないだろう。クリントン・金泳三(キム・ヨンサム)大統領が首脳会談で合意した後、2年間、韓半島平和協定の締結に集中した。会談に出ようとしない北朝鮮を中国まで出てきて交渉テーブルに座らせたが、北朝鮮は2年間というもの米朝間の協定サインと米軍の撤収だけを主張した。(信頼構築など)協定に含まれる内容には関心がなかった」。ストラウブ氏は「北朝鮮が核を事実上保有した現在、協定のことを出せば『韓半島の外勢排撃』をもっと強く主張するだろう」とし「四者会談から20年が過ぎた今は中国の存在も直視しなければならない」と強調した。「過去10年間、国防費を急激に増やした国は日本でも米国でもない、中国(2016年224兆ウォン、約23億円)だ。現在、中国の韓半島政策の目標は在韓米軍の撤収だ。中国と北朝鮮の戦略的目標は同じだった。THAAD(高高度ミサイル防衛)でなくても、中国が望まないことを韓国や韓米がしようものなら、強力な制裁のようなものを韓国に講じるだろう。韓国で韓日米共助をめぐり冷戦構図の復活だと主張する人々がいるが、誰が冷戦構図の復元を求めるのだろうか。中国とロシアだ」
--2009年8月、クリントン元大統領と共に北朝鮮を訪問して5カ月間抑留された女性記者2人を連れ出した。