【時論】それでも強固な韓米同盟が答えだ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.02 13:13
トランプ米大統領が7日に訪韓する。韓半島(朝鮮半島)状況で極めて重要な時期であるだけに、韓米首脳会談にかける期待は大きい。この会談を準備する前に、我々は周辺情勢を冷静に直視する必要がある。現在の国際体制は米中の競争構図に変わる時点ということだ。オバマ大統領は10%以上の失業率を抱えて任期を始め、国内経済の立て直しに集中しなければならなかった。国際イシューは中国の協力が必要だった。力が低下した米国はそれだけ中国には容易な存在になった。いま経済を回復したトランプ大統領の米国は、洗練されてはいないが中国の浮上を防ぐための政策を進めている。これは2期目に入った習近平政権の中国との競争体制を加速している。
実際、米国は軍事的に中国の反接近地域拒否戦略に対応するため、公海戦闘概念、合同作戦接近概念、第3次相殺戦略などを進めている。トランプ政権の国防予算増額はこうした軍事戦略に拍車を加えるためだ。すなわち、2020年までに60%の空軍・海軍力をアジア・太平洋地域に配備するという計画を持続的に進めている。これと同時に第3次相殺戦略を通じて、米国の在来式阻止力を強化し、中国との国防科学技術の差をもう一度広げようとしている。