韓経:【社説】韓中関係改善合意したからと「THAAD屈辱」忘れてはならない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.01 11:32
韓国と中国がきのう「関係改善関連両国協議結果」を発表し、あらゆる分野の交流協力を回復させていくことにした。また、10~11日にベトナムで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議期間中に韓中首脳会談を開くことにした。昨年7月の韓国の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備発表から15カ月以上にわたり悪化の一途をたどった両国関係が復元局面に入り込む契機は用意できたようだ。
しかし発表内容を見れば拍手ばかりしていられない。韓国が▽米国のミサイル防衛(MD)体系に入らず▽THAADを追加配備せず▽韓米日軍事同盟を結ばない――と確約したことに対する議論もなくはない。中国が主張してきた「三不政策」をそのまま受け入れた格好だからだ。北朝鮮の核・ミサイル脅威が高まる場合にはTHAADを追加配備しなければならなくなるかもしれないが、われわれ自ら足かせをはめたのではないかとの指摘が出ている。トランプ米大統領の訪韓を控え中国の「韓米日軍事協力懸念」を受け入れ軍事同盟を結ばないとしたことが適切だったのかも疑問だ。これは7月の韓米首脳会談で韓米日安保協力を一層発展させていくことにしたこととも相反する。