韓中関係改善合意から抜けた3つ…韓国野党「屈辱外交」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.01 09:55
高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の問題に関して韓中が31日まとめた「韓中関係改善関連両国間協議結果」は今後、韓国が強大国との対立発生をどのように解決していくのかを見せる先例になる。専門家らは発表から抜けた内容にさらに注目した。
(1)中国報復、韓国被害の言及なし=発表文に中国の不当なTHAAD報復やこれによる韓国の被害が言及されなかった。中国側は公式に政府レベルで経済報復をしているという事実を認めたことがなかったが、青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「今後のための苦肉の策だったと理解してほしい」と話した。
建国(コングク)大学中国研究院のハン・インヒ院長は「これまでのしこりをこの程度の水準で解決したのは肯定的だが、THAAD報復に対する表現がないのは韓国としては残念な部分」とし「中国は大国が寛容を施すという意味で認識しているようだが、両国間非対称関係があるわけ」と指摘した。