【時視各角】揺らぐ「技能韓国」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.28 13:23
クロワッサンの味を中国の人々が知るとパリの大型マートのフランス産バターが品切れになったというが、習近平主席が「技能立国」に力を入れると、今月中旬にアラブ首長国連邦(UAE)で開催された第44回国際技能オリンピックで中国がメダルを量産した。ほとんど全職種(51職種のうち47職種)に出場して金メダル15個を獲得し、韓国(8個)のダブルスコアで初優勝を果たした。
「津波が押し寄せる感じだった」。韓国代表団を率いたチョン・ファイク・グローバル熟練技術振興院長の言葉だ。習主席は2021年上海技能オリンピックを招致したのをきっかけに「2億人近い中国青少年が技能活動を愛し、ここに力を注ぐようにしたい」と宣言した。韓国の人口の4倍規模の「技能崛起」だ。中国をはじめ領土・人口の規模が大きいBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)も技能労働力育成策に積極的に取り組んでいる。