「ユネスコ、慰安婦資料の登録判断を見送り」…日本のロビーの成果?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.27 14:50
韓国と中国の市民団体が推進している旧日本軍慰安婦資料の世界の記憶(記憶遺産)登録に関して国連教育科学文化機関(ユネスコ)が判断を見送る可能性があると把握された。NHKはユネスコの国際諮問委員会(IAC)関係者を引用して「世界の記憶の新規登録を審査中であるIACが慰安婦資料について、登録するかどうかの判断を見送った」とし「最終的にはユネスコのイリナ・ポコバ事務局長が判断するが、専門家の意見を受けて登録を見送る公算が強くなっている」と27日、報じた。
報道によると、26日(現地時間)、フランス・パリでIAC非公開会議が開かれて韓中の市民団体が申請した慰安婦資料2件を審査したが、関係国間議論が必要だという理由で登録の推薦が見送られた。
これに先立ち、日本政府はユネスコ側に「(慰安婦資料の登録が)政治的に利用されている」と主張しながら改善を要請した。今月開かれたユネスコの執行委員会はこれを受け入れ、各国が事業を進めるに当たって「対話の原則」の下で政治的な緊張を避けるということで合意した。