平壌から聞こえる悲鳴…対北制裁の効果?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.25 13:32
対北朝鮮圧力は強まっている。欧州連合(EU)は16日、全面的な対北朝鮮投資不許可措置とともに対北朝鮮送金限度を現在の1万5000ユーロ(約2000万ウォン)から5000ユーロ(約667万ウォン)へと大幅に減らす独自制裁を出した。現在4000人規模の北朝鮮労働者の採用も禁止した。スウェーデンは北朝鮮が40年以上も長期延滞してきた自動車代金27億クローナ(約373億円)の償還問題をまた取り上げた。スイスとフィンランドも北朝鮮に償還を要求するという立場だ。国連は北朝鮮に銅像設置を発注したアフリカ14カ国を一斉に調査することにした。相次ぐ外交公館閉鎖措置などに続いて、北朝鮮は四面楚歌の危機に陥っている。
中国まで加勢した対北朝鮮制裁連携局面で、北朝鮮はロシアを「酸素呼吸器」に選んだ。9月末から外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)北米局長をロシアに2回派遣し、ロシアの6カ国協議特任大使の訪朝を通じて協調を摸索している。マチェゴラ駐北ロシア大使は朝露間の鉄道および港湾連係経済協力事業の羅津(ナジン)-ハサンプロジェクトを継続するという立場を明らかにしている。しかし「ロシア」カードでは力不足という評価だ。