隠遁強いられた北朝鮮ロイヤルファミリーの女性たち…権力の中心に立った(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.11 14:46
北朝鮮最高権力者の女性は長い間隠遁を強いられた。公開席上に「ファーストレディー」として登場するのは絶対にタブーだった。顔や身元も徹底的にベールに包まれた。ところが金正恩(キム・ジョンウン)執権以降、すべてのことが変わった。労働新聞に「夫人・李雪主(リ・ソルジュ)同志」という呼称が登場し、親しい夫婦の様子も演出する。金正恩の妹・金与正(キム・ヨジョン)も油断できない。兄の最側近補佐役である彼女は、先週末、労働党政治局に入り、パワーエリートグループの中心に位置した。徐々に本格化しつつある平壌(ピョンヤン)の中心権力中身を覗いてみたい。
金正恩労働党委員長(33)の横には現在28歳で同い年の2人の女性がいる。夫人の李雪主と妹の金与正だ。兄の妻と小姑という関係の2人は、絶対権力を握った金正恩の最も近いところで彼をサポートする。李雪主は主に内助と夫婦同伴公開活動を担い、金与正は行事の儀式と実行を担当し、その役割分担ははっきりしている。目を引くのは、李雪主と金与正が同じ動線で動いたり、会話などを交わす姿は全くないという点だ。自ら徹底した領域区分がある。