韓経:【コラム】韓国「ビッグ2」の危機の本質
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.26 13:32
韓国財界の雰囲気はいつよりも深刻で暗い。10大グループを一つ一つ見ると、SKとGSを除いて活気が感じられるところはない。国内では反市場的な立法と規制が続き、国外からは中国の牽制や北核のような不確実性が荒波のように押し寄せる。サムスンの危機は李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長の不在が決定的だ。一部の読者は「またその話か」と言うかもしれない。過去最高を更新している実績と株価はどう説明するのかと反問するだろう。
しかしサムスンは今後5年後の姿を全く描けずにいる。それがサムスンの危機の本質だ。事業再編と構造改革は1年近くオールストップした。これは人事の遅滞などとはレベルの違う問題だ。世の中のどの企業もぜい肉を落とさなければ新しい成長動力を生み出すことができない。