韓国企業、日露戦争当時沈没した宝船の引き上げを推進(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.21 15:18
ドンスコイの引き揚げを試みるのは今回が初めてではない。日本は1916年に初めてドンスコイの引き揚げ事業を始めて以来、数十年間にわたって挑戦してきた。1932年11月、米ニューヨーク・タイムズに掲載された「宝船を狩猟する日本」という記事にもこのような状況が描かれている。韓国では、1981年都進(トジン)実業という会社が引き揚げを試みたのが最初だ。都進実業は当時、埋蔵物の発掘許可を得て探査を試みた。だが、当時の技術には限界があり、ドンスコイの発見に失敗した。
続いて引き揚げ事業に参入したのは1998年の通貨危機で危機に直面していた東亜建設だった。東亜建設は倒産しつつある会社を再生するために死活をかけて引き揚げ事業に進出したという。度重なる失敗の末、2000年12月に宝船の実体が確認されたと伝えられて、当時、東亜建設の株価は急騰した。