韓経:【社説】「もう中国に依存も期待もすべきでない」という教訓=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.18 11:15
ロッテが中国から受けた報復を見るとため息しか出ない。10年間にわたり力を注いできた中国マート事業をついに整理することになった。112店舗に約3兆ウォン(約2950億円)を投資したが、執拗なTHAAD(高高度防衛ミサイル)報復に耐えられずお手上げした。数千億ウォン台の累積赤字のほか、適正価格を受けて売却するのも難しいため、どれほどの損失額になるか分からない。3兆ウォンの瀋陽のロッテタウンも中断状態だ。ロッテはベトナムやインドネシアに集中するというが、中国から出ていくだけでも問題が山積している。
「チャイナドリーム」が「悪夢」になったケースはロッテだけでない。イーマートが先に撤収を決め、現代・起亜自動車は中国での売上高が半減した。中国消費者を相手にする化粧品・衣類・飲食料など消費財企業も売上減少と赤字で苦戦している。中小協力会社は生死の岐路に立っているが、中国の2次報復を恐れて政府に話すこともできない状況だ。